震災発生直後より被災地で支援活動を続けてくれたMercy Reliefが、被災地に毛布を配布してくれました。
在星の日本人のみなさん、そして沢山のシンガポールの人々からの善意が、またカタチになりました。

早朝の羽田空港からはキレイな富士山と月が見えました

深夜便を使って早朝羽田に着いた後すぐ、毛布を作ってくれた工場がある秋田に入り、その翌日には配布先のひとつ石巻市入り。

羽田へ引き返すかもとの条件付きのフライト。
結局除雪作業で30分以上空中で待機後、雪の滑走路に無事着陸できました

移動スケジュールもさることながら、その気温差(現地は常にマイナス気温でした)のある旅程を、シンガポール人のスタッフは見事にこなしていました。

毛布のある秋田の倉庫。すぐ外に雪が積もり暖房も無い中、確認作業を行いました

かなり久々に見た氷柱

災害発生から10ヶ月たった被災地。

街はきれいにはなっていましたが、破壊されたままの家屋があちこちに見られたり、家が密集していたという地域にそれはもう沢山の空き地がありました。

他の被災地の方も多く語っておられるように、夜になるとあたりが真っ暗になるそうです。

夕方5時前には暗くなり、冷たい風がふいていました。

廃車を待つ何千台もの車

氷点下に建つプレハブ住宅

新築のおうちでしょうか、残念ながら今はどなたもお住まいになっていないそうです

今回おうちの中まではお邪魔しませんでしたが、側に立ってうかがう仮設住宅の壁を見て、考えることがたくさんありました。
みなし仮設と呼ばれる、いわゆるプレハブ住宅以外に住んでいるご家庭にもお邪魔しましたが、こちらでもまた考えることがありました。

毛布の配布を手伝ってくれた自身も被災された女性たち

Mercy Reliefのプレスリリースはこちらからどうぞ。

被災地に行ったのはたったの三回だし、ずっと長い間そこにいたわけでもありません。
私が見て聞いて感じたことは、あくまで私だけのものだと思います。

なのであえて状況の描写だけとなるようにしてみました。

ここで声を大にして言えるのは、「ここシンガポールで集まった善意は、確実に被災地に届いている」ということです。
お問い合わせ頂けたら、個人的にはもっと現地の状況をお伝えしたいと思っています。

Mercy Reliefは、まとまった資金さえ集まれば、引き続き被災地の復興支援をしたいと申し出てくれています。
日本のパートナーを通じて、雇用創出などのお手伝いについて何度も話し合いました。

みなさんの温かい想いが、またカタチになることを願っています。

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Eri
シンガポールでLuxenity (ルクセニティ)という小さな会社と、港区で心の自立した女性達の交流サロンと養成所を運営しています。

luxenity.com/jp

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